去年の選手権県決勝では、常盤木をぎりぎりまで追い詰めた聖和。しかし。その後の東北大会、本大会では、まさかの連続大敗を喫している。
この日は、守備が奮闘し、先制しては追いつかれる展開でも、崩れない。
序盤に聖和が先制すると、すぐに常磐木が追いつく。
聖和が2点目をあげると、またすぐに常磐木が追いつく。
前半は 2-2 。
後半、終了まで5分ほど。聖和#10が決勝点を叩き出す。
常盤木、最後のCKを聖和GKがキャッチし、ホイッスル。聖和が優勝。
常盤木 2-3 聖和
観戦してませんので、だいたいの様子をツイッター等から拾ったものでまとめておきます。
前後半ともスコアレスで、延長戦突入。今大会初めて。
延長前半に、仙台育英が先制点。
延長後半には、大黒柱の#4が突き放し。育英が勝利。
明成 0-2 仙台育英
すでに聖和の優勝が決まったというのに、準決勝の記事を淡々と書くのはいかがなものかとも思いますが、書きますよ~。
まず、リーガスチューデントを振り返ると、4/19に仙台育英のグラウンドで行われたこの対戦で、育英 5-0 聖和、という結果がありました。
だからどうだということもわからないのですが、そういう一方的なスコアになったゲームが1ヶ月とちょっと前にあったわけです。
ただ、聖和イレブン、試合前はかなり明るかったですね。育英のほうが緊張感が高かったような。
ゲームが始まってみると、仙台育英の勢いが強すぎて、強すぎて。運良く開始5分で直接FKを得て、遠目から直接狙った形となり、あわや先制点というシーン。
これは育英GKがジャンプして手を伸ばしてキャッチ。
あとは、攻められる一方といっていいぐらい。20分ぐらいはそんな状態。
聖和ゴール前での混戦シーンが多い。
そして、28分頃。スペースに出たボールを育英FWが追う。
聖和GKが引き出されゴールが空く。GKが先に触ったものの、クリアしきれない。
GKは懸命に戻る。育英がボールを奪い、無人のゴールへ向かって大きく蹴る。
大きくワンバウンドして、ゴール左へ向かう。
ポストもバーもぎりぎりのコース。
そうして、ボールはゴール天井へ落ちる。
ゴールならず。
前半は、聖和がどうにか守り切った。育英はチャンスを多く作ったものの、決め切ることができず。聖和もチャンスは作ったが散発的。
大きな流れは後半に入っても変わらない。攻める育英、弾く聖和。だが、さすがに飛ばし過ぎたのか、全体的に落ち着いてきた。
そして、28分頃。左サイドでボールを持った聖和#10。ドリブルから、たくみに相手を揺さぶり、DFが飛び込めない一瞬に、ミドルシュート。
GKの頭を越えきれいにゴール右隅へ。聖和が先制。
これで、またもや怒涛の攻めに移ろうとする仙台育英。育英#4が後ろでボールを奪いそのままドリブルで突進してくると、容易には止められず、そこからの縦パスでゴール前が脅かされる。
ただ、育英も疲れが見え始め、一つ一つのプレーに正確さが消えてきた。
そして、試合終了が近づくころ、後半から交代で入った聖和#14が中央を突破。相手DFと競り合いながらもドリブルで進み、シュート。
GKが倒れこみながら手を伸ばすが届かず。聖和2点目。
もう時間がない。最後まで攻めに出る仙台育英だったが、ゴールは奪えず。聖和の決勝進出が決まった。
聖和 2-0 仙台育英
今日になって気づいたんだけど、常盤木は#12のGKが2年生である以外はすべて3年生が登録されてる。対する明成は、登録10人が1年生で、さらにそのうち5人が先発。
明成の円陣。
常盤木の円陣。子供のお遊戯みたいに腕をぶらぶらするのが可愛いのだが、そこはまーいいとしよう。
開始して、そのままフルスロットルの常盤木。すぐにファーストシュートを放つ。王者の風格。明成もアグレッシブで、負けてない。
そんな7分頃。右サイドで明成がボールを受け、そこへ常盤木の選手がスライディング。ファールとなり、明成のFK。
深い位置だったが、ゴール前遠い方のポスト前に放り込み、明成#9が相手DFと競りながらも先に触り、ボールはゴールネットへ。明成が先制。
先制した明成だったが、常盤木は大人な対応。別に先に取られたからといってこれといって動じない。20分頃には怒涛の攻撃を見せ、明成のゴール前で何度もゴールを狙うが、明成DFがなんとか凌ぐという状況に。
常盤木は左右への展開がスムーズ、というか、右から左サイドへ一発で振ってしまう。
20分を回ったところで、両チーム早くも最初の選手交代。常盤木は#10投入。U-19女子代表で、6/2にはアメリカ戦に先発フル出場してるのだ。遠征は昨日までの予定だったが先に帰ってきたのかな。
そして、これで流れが変わっったのか、30分頃。ふんわり気味のCKにヘッドで合わせころころとゴールに吸い込まれた。常盤木が同点に。
前半は同点のまま終了。
後半頭から常盤木は#9を投入。後半に入っても、常盤木はペースが落ちない。正確性は若干落ちるが速いパス回しで明成を走らせる。
5分過ぎ。明成がFKを獲得。先制点と同様な状況だが、ボールに合わせて走りこんだ#19がどこかをぶつけたらしく倒れこむ。無念の負傷退場。
常盤木、#5、#8と一桁の番号の選手を投入してくる。
何度かボールを奪い、#9につなごうとする明成。だが、グラウンダーで相手の足にかかったり、ライナー性でヘッドでクリアされたり。浮かせればチャンスなのに、とは思うが、余裕がなくなっているし、疲労の影響も大きい。
#9はチェイスしてスライディングブロックで相手の攻撃を遅らせるなど、気を吐く。
消耗してくる明成。29分頃。明成のスローインが、常盤木に渡り、縦パス。受けた選手が、ゴール右へ蹴りこむ。常盤木が逆転。明成は、奪って前に出ようとドリブルをするのだが、パスが出したくても出せない。
結果、奪われてカウンターを食らい、さらに疲労が増すという悪循環に。
刻々と時間が過ぎる中、常盤木#10が左サイドで受けドリブル。だが、誰もチェックに行けない。フリーのまま、ニアをぶち破られ、3点目。
一回戦から勝ち上がってきた明成だったが、常盤木の壁は厚かった。明成は1年生が活躍していたので、来年、再来年はさらに注目となりそう。
常盤木 3-1 明成
縦一列入場にするのだ!!、みやいーちっ!!。
天気は回復傾向なれど、寒い。
さすが松島湾、寒いな。そして、曇っていたときはたまに捕まえられていた電波がもはや風前の灯。
うむ。宮一もなかなか風格が漂ってきてる、気がする。
聖和が5分に先制、2点目はうまいループ。正確性が違うよなぁぁ。
たまーに、聖和のどこがいいのかって聞かれる事があるが、そりゃうまいとこです。僕、自分よりサッカーうまいなって思える人は、即、尊敬の対象ですから。
逆に、社会的に偉そうで金持ってても、サッカーできない奴とか、やっててもスピードだけのバカとかは、こき下ろしちゃう。あーあーだめだなー、って。
だから、宮一イレブンも、ずーっとボール技術を磨くように!!。
なんか、いい感じで酔っ払ってきて、調子いいな。明日も早起きしないといけないんだけどな。
これも、いい受け方だ。ちゃんとDFをブロックしてる。
聖和、4点目は、#10がドリブルから、ちょっと遠目だったけど右隅へ転がしきれいに決めた。
聖和#13はドリブルがきれていて、スピードもあってすごい。
写真は全然、別のだけどな。。
意識が判然としなくなってきたが、前半は聖和が10ゴール。
後半もあんまり状況は変わらない。
そんな中でも、聖和の#7につく、宮一#5。いーよいーよ。今日もよくやれてた。前と違って中のカバーもしつつ、サイドに展開されたらまた寄せて、抜かれたら追いかけて追いついちゃう。
見てて楽しいし。
宮一は、#20、#11が前プレが良かったし。#10も走る走る。
うまく前のスペースに蹴りだした時の、前線の追いかけがいい。#20は前所属が中学校になってるけど、素人じゃないよね、蹴り方。サッカー部なのかな。
もう少し分かりやすくして欲しいです、500円取ってるんだし。XX中学校(サ)とかさー。
あと、宮一GKはうまくあたるとパーンと長く飛ぶのも良かった。
#17も良かったしね。
ほら、ちゃんと腕でブロックしながらボールを運べてるじゃん。宮一は、前プレが連動してたし(前は走れる選手がチェイスしても単発で、全然怖さが無かった)、後ろも数は揃ってるのに誰も動かないで見てただけの数年前とは雲泥の差で、とにかく粘って寄せてを繰り返しててよかった。失点数は前と変わらないレベルだけどサッカーの質は極めて高くなってると思う。部員数も多いし、今後も期待大です。
後半も聖和の10ゴールでした。
聖和 20-0 宮一
いーね♪さすがにクオーターファイナル。どっちも縦一列入場です。悪いことは言わないから宮一もやっとけって。
とはいっても、実力差は歴然。古川はこの先の心配の方が大きいしね。3年生抜けたらちょっとしか残らない。
前日夜からの雨で、ピッチはスリッピーな状態みたい。今もスリッピーっていうのかどうかが不安なんだけどね。金田さん(元日産)がよく言ってたんだけど、もうTV見ないから、どう説明してるかとかわっかんないわけよ。
明成が試合開始から押しこむ。ごちゃごちゃな中で簡単には決められずにいたが、CKからの流れでミドルループによる先制弾。
続けて中央からの軽いループで2点目。ペナエリアが混んでるときはこういうのがよく効く。
10分ぐらいで2ゴールで、点差があまり開かないかなという期待もあったんだけど、明成CKにおそらくハンドでイエロー、PK献上の古川黎明。これは3点目、、かと思われたが、蹴ったボールは右ポストに弾かれゴールならず。
だが、直後にゴールを奪い3点目。
古川、ゴールキックは工夫があって面白かった。まず、受けたい真横のスペースを空けておき、蹴るときにさっと移動して受ける。そこがバレ始めると、今度は空いた斜め前のスペースに対して、さっと動いてもらう。
ただ、もらったところで、トラップミス、反転して前を向いたところでカットされるなど、ちょっと残念な感じ。そういうところは詰めていきたいね。
古川は中央で待つトップにあてて、サイドにはたくシーンを作ってていい感じの時もあった。
あとは、折角奪っても、その後が遅くて取り返されちゃうのがいたい。最終ラインの選手なのに、相手をかわそうとしたり。むりめにつなごうとしたり。
ただ、気合が入ってるのか当たりが強いのはいい。
明成がボールを下げた時を狙って、前が追い、DFラインを上げようとするが揃わず、跳ね返されたボールでオフサイドがとれない。
明成、CKからのヘッド、ボレーと何度か外して、なかなかゴールが遠い(取ってるけどね)。
前半は0-8。古川黎明、意外にやれてるようなそんな雰囲気も。いやでも8失点だけどねー。
だが、明成、後半は爆発して14ゴール。終わってみれば22-0の大差。
後半の6点目は、CKに走りこんで足で合わせきれいなゴール。
後半10点目は、またもやハンドか、やはりイエローをもらい、FK。直接決めた。
残り5分で期待の#11投入。頑張っていたし、やはりフィジカルが強そう。なんにしても部員を増やさないと次が厳しいぞっと。
古川黎明 0-22 明成
強豪校以外のすべてのチームで難しいことになっていたのが、ゴールキックである。聖ウルスラのGKは1対1にも強く、パントキックもかなり大きい飛距離を保っていたが、やはりゴールキックは蹴れていなかった。東北でさえも、DFが蹴っていた。
東北の場合は、飛ぶのでいいのだが(*1)、他は、飛距離もなく弱くて、そこが狙われるのは当然。事前の対策もさっぱり取られていなかった(*2)。
一度押し込まれてゴールキックとなると、そこから何度もピンチが続き、抜け出すのに大きな苦労を強いられる。普通校はDFのキープ力もかわす力も弱いので、後ろから組み立てるなどは無理があるのだ。
気仙沼西・桜坂だけは、左サイドのDFとMFの能力が高めで、キーパーが左サイドに蹴り、左DFが大きく蹴る、あるいは、相手をかわして左MFにつなぐといったこともしていた。相手が明成であったことを考えると、それができていたのは驚きだが、当然失敗することも多々あったわけだ。
だから、少なくともタッチラインに届く程度のキック力は欲しい。また、どこかしら空いているスペース、というか方向に蹴るというのもあるとは思う。その場合でも、強く蹴れないとすぐに詰められてしまう。もう一つは、横に蹴る振りをして斜め前方に蹴るなどのフェイントを入れるのもよい。
実際、真横に蹴ろうとすると、相手が出てくるが、蹴るのをやめると(風が強かったときもあるので、ちょくちょくそんなこともあった)、おっと、となって戻ったりしていた。
まずは、強く蹴れるようにする
そして、ある程度の飛距離を出す
さらに、事前に対策を考えて試しておく
が、どうしても必要だ。
(*1)とはいえ、一時的にDFラインがゴールエリアのラインまで下がるので、狙われどころであることには違いない。
(*2)対策もへったくれもないとは思うけど。飛ばすだけなら、前目の選手に蹴れる選手がいる場合もあり、そちらに任すこともできる。だが、それをすると、攻めに問題が出る。あらかじめスペースを空けておいて、蹴るのと受けに行くののタイミングを合わせればある程度はごまかしが効くかもしれない。
箇条書きで。。
・普通高でも、スクリーンによるボールキープなどができていて興味深い
・走れる選手とそうでない選手が混在することで、チーム力がピッチの各エリアで均一化しない→基礎体力向上の練習
・走りながら蹴る、止める、周囲を確認する、がまだまだ甘い→壁打ち
・強く蹴るのもまだまだ→壁打ち
・遠くへ蹴るのもまだまだ→壁打ち
・利き足でないほうの足でも蹴れるようにすべし→壁打ち
・細かなステップを踏めるようにすべし→ダンス
・急な方向転換に対応すべし→反復横とび
・アウトフロント、足裏を使ってボールを動かすべし
東北は新入部員10名を迎え、ひとまず落ち着いたが、それでも前所属が中学校名になっている選手が4名いる。
中学サッカー部出身なら問題ないだろうが、サッカー未経験であれば、この先どう成長していくのか期待もあるし、心配もある。少なくとも、スポーツ経験者ではあろうから、強豪校のチームでの活動であってもそれほど問題もないだろうが、足でボールを扱うのは、やはり特殊な行為なのだ。基本ができている選手とは指導の仕方が変わると思うので、そこが懸念される。
この10年間で見ると、本格的に強化を始めたチームが増え、サッカー経験のある中学生の選択肢が増えたわけで、いい状況にも見えるが、一方で、普通高では部員不足に泣いているチームも増えている。
普通高でも部員が大幅に増えたり、ずっと不安のないチームとしては次がある。次のふたつ。
宮城第一
聖ウルスラ
まぁまぁなんとかなっているのはこちら。
宮城広瀬
強豪と上記みっつ以外は危機的状況で、レッドブックに載せたいぐらいなのが、むっつ。
登米:新人戦は出たのに高校総体は不参加
気仙沼西:桜坂との合同チームでの出場
桜坂:気仙沼西との合同チームでの出場、おそらく数名のみ
松山:1年生ひとり、2年生3人。3年生が抜けたらどうなるのか
古川黎明:3年生が多く、抜けたら残りは6人
尚絅:3年生はいないものの現在10人
尚絅以外は、地方の高校であり、地方がだめな状況にある。これは、このままいくと、仙台圏だけのチームしか残らないという可能性があり、宮城県全体の問題だ。
地方の部は廃部となり、仙台圏8チームだけに減ってしまう可能性もある。今年の新人戦にでも、この問題が大きく顕在化するのではないか。
震災の影響もあるとは思うが、もはや一刻の猶予もないのだが、どうしますか、みなさま。
隣県、山形県では、鶴岡、米沢、酒田にもチームがって、酒田は強いし、鶴岡も東北大会に出たりしてたし地方だからだめってわけではないのだが。。。
宮一は、ユニを新調。水色で清清しいです。
そして、個人的注目は#17、FCみやぎ出身の1年生。宮一は、クラブ出身だからといって先発起用するとは限らない印象があるので、見られるかどうか心配してたけど、無事先発してました。
松山は登録上は、11人いましたが、出場は10名。しかも、3年生が7人。今後に暗雲が立ち込めます。
序盤から宮一のペース。すごく上手とはいえないものの、一人多いのと、走れるのと、ところどころにうまい選手がいるので、まったくもって自由にやっている。
着々とゴールを奪い、前半は13点。強い。
そして、後半も11ゴール。大量24得点で松山を圧倒した。
面白いのは、宮一が松山相手に24ゴールで、聖和のウルスラ相手のゴールと同じ。なんだかすごい時代になった。たぶん、格差が広がったんだろうと思います。昨今の社会状況そのまんまですね。
次は、この聖和と宮一が闘いますが、どうなるでしょうか。もし、聖和が宮一から5点しかとれなかったら、宮一が強くなったことになるけど、そうじゃないような気がする。
期待の宮一#17ですが、身体能力もありそうだし、体幹もしっかりしてそうだし、足元も良さそう。でもよくわかんなかった。
クラブ育ちとはいえ、どれだけの期間プレーしてるかはわかんないしな。
仮にかなりちゃんとやれる選手だとすると、あまり目立ってない理由の一つは、フィットしてないのかなってこと。
受けて、パンって斜めのパスを出すんだけど、呼吸が合ってない。走り込んだ選手が、速いパスを受けられなかったんだと見えた。
おそらく、FCみやぎだったら、足の速くて動き出しも早い選手が普通に受けてクロスっていう感じだったんだろうけど、宮一でそれをやってもうまくつながらないのかも。
じゃ、宮一のレベルに合わせるのかってなるけど、それで、格下相手ならいいけど、強豪相手だとよろしくないってことになるかも。難しいね。チームのレベルは簡単に上がるわけじゃないし、ちょっとずつ引き上げていくしかないのかもしれません。
チームとしてのプレーも、サイドから崩して、ファーポスト側にクロス。#9が後ろから走りこんで合わせるなど、強くてよくサッカーを知っているチームみたいなシーンもあった。
最初はゴールは決めていても偶然っぽかったんだけど、だんだん、きれいになっていったのが驚き。
松山については、どう考えたらいいのか、わからなくなってきた。どんな練習してるのか見てみたいけど、きちんとしたコーチが付いたとしてどうにかなるものなんだろうか、と、古川黎明の状況をどこにでも適用できるのかどうか、という不安を持ってしまうものであった。
やっぱり、うまくなれないチームはあるのかも。いやそんなことはないと思ってはいるんだけど、何年経っても状況が変わらないし。
局面を見てると、頑張って走ってるのはわかるんだけど、全員がやってるわけじゃないので、やっぱり奪えないし、奪ったとしても、次に進めない。なんか迷ってる間に、また取られちゃう。
ゲーム経験が圧倒的に不足してるのもあると思うし、宮一なんかは経験者がちらほらいるので、一緒にやってる間に、それなりについていける様になったりもするものだし。慣れって大事。
よく走ってた子なんて、強いチームで3ヶ月ぐらい一緒にやれば、伸びると思うんだけど。
こんなにいるんだぜ、宮一。敵わないって。。
宮一 24-0 松山
だんだん記憶が薄れていく~。な、火曜日です。聖和と聖ウルスラの一戦。
正直に書くけど、聖和はウルスラから見たらかなりの格上。とても敵わない相手といってよい。だからといって、ただ諦めるわけでもないのが、今のウルスラのいいところです。
最初から聖和が圧倒的ポゼッション。なすすべなしな状況。開始すぐに聖和が先制。着々とゴールを積み重ねます。
ですが、ウルスラは、何点取られても、顔を下げず、声を掛け合い、前に出ようと試みます。そして、聖和も、当然のごとく相手を撹乱し、パスをつなぎ、ゴールへ向かう。
ところが、ウルスラの守護神が、何度も弾く止めるで簡単にはいかない。
1対1のチャンスでも、止められる。
ゴールは奪いつつだったけど、でも、止められる回数も多い。あまりにも止められるので、4点目は、正面遠目からループ。きれいに決まった。そして、給水までに7ゴール。
後半開始から、聖和は一気に5人ぐらい(ぐらいってなんだよ..)交代。ここから給水タイムまでの間、またもやウルスラ守護神が大活躍。聖和、2ゴールを上げたのみ。#10が後ろに下がったこともあったんだと思うけど、いきなりペースダウン。
このスーパー守護神を見よ。
給水後、#10が再び前に出るようになり、またリズムができてきて、そこからは帳尻合わせの大量連続ゴールとなって、8ゴール。いやはやです。
聖和のことはよいとして、ウルスラは、とにかく頑張ってたし、最後まで声も出てたし、スーパー守護神のコーチングも響き渡っていた。
そういうところがチームとしての力になってるんだろうな。ちゃんと上を見ているということだと思う。ちゃんと前を見て怖がらないというのは強い。
戦い方としては、やっぱり相手は強豪なんだってことで、それに合わせることもしたらいいと思う。つまり、止めたら外に蹴りだすのが優先。それで失点が減るならそれも悪くない。
いやいや勝ち上がった以上は、自分たちの力やプレーを試したいし、失敗しても続けるんだということならそれはそれで尊重しなきゃだけどね。
実際やろうとすることは変えてなくて、まー押し込んでくるときもあったし、そのときはラインも上げてきたし、経験者が入るようになったら面倒なチームになるかもね。
まだまだ今後の期待が持てる好チームです、聖ウルスラ。
聖和 24-0 聖ウルスラ
だんだん記憶が薄れていく~。な、火曜日です。明成と東北の一戦。
東北はなんと10人もの新入部員を迎えて部員増ができた。ちょっと余裕ができてほっとした感じだ。とはいえ、うち4人は前所属欄に中学校名が記載されているので、サッカー経験者では無さそうだ(中学サッカー部の可能性もあるけど)。
なんにしても、部員が増えるのは喜ばしいこと。これで、新人戦もなんとかなる。となると、経験者ではないらしい1年生も出場することになるな。
東北って3年2年1年の順で並んでたんだな。わかりやすい。1年生の先発は、#4、#7、#10、#11。#7はちっちゃくて伝統なのかな。いや、ユニのサイズの問題か。。
1年生はクラブ出身者といえども、まだまだ経験も足りないし、4月に入ったばかりだから、たった2ヶ月では、簡単にフィットするものでもないだろうし、その辺どうだろうか、というのが戦前の懸念事項でした。明成も登録上は、1年生が10人いて、3年2年は5人ずつというなかなか厳しい雰囲気。怪我なのか1年を抜擢したのかはわかりませんが。
それでも、東北の1年生はきびきび走り回り、モチベーション高くプレーしていたと思う。全体的に小柄ではあったけど、これから様々な場面での対応力なんかが身に付いていって、来年、あるいは今年の選手権予選の頃にはいい戦力になっているだろう。
ただ、練習の中で、こうしろと言われていることをしっかりやろうとしてるような印象で、ここはゆっくりしようとか、ここはちょっと引き目にして遅らそうとか、そういうのがないかな。緩急とか。
そして、ようやく、この記事を書くときに確認したら、明成は1年生がなんと5人も先発していた。これ、すごいな。#17、#16、#5、#4、#9。これだと、東北は言い訳できないね。
ついでに、去年の登録メンバーと比べてみたけど、ほとんど、去年の3年に入れ替わって今年の1年が入ってるよう。厳しい世界だなぁ。。
序盤、ゴールは生まれなかったものの、明成が圧倒。CKがとても多い。しょっちゅうCKを蹴ってた。
そして、給水タイムちょっと前。そのCKに合わせて明成が先制。
給水後も、明成が圧す。遠めのFKを直接狙い、GKのファンブルを誘って追加点。
東北も、右サイドでキープして、#9が落とし、#6がロングシュートでゴールを狙うが、右ポストの外へ。
前半は、2ゴールという得点以上に、明成が圧倒していた印象。東北は、頑張っているけど、前に行けなかったり、前で追っかけても、いなされてたかな。
でもまだ2点だし、明成応援団からは、「2点じゃまだ不安だ」との声も聞こえてきた。そんな怖さが東北にはある。
後半。東北、前半には後ろにいた#9が前線に出てくる。守るだけじゃどうしようもなくなったので、点を取りにいったんだろうと思う。
だが、なかなかゴールは奪えず。逆に明成の方もピリッとせず、追加点は奪えない。そして、給水タイムへ。
この展開はもしやと思わせるものでもあったけど、このハーフタイム以外にも設定されている中断というのは、なかなかやっかいなものだ。
どうしても、気持ちが切れることがあるのではないかと思う。立ち上がりを気をつけろが、1試合で4回発生することになるのだ。
その給水直後、明成はCKからヘッドで押し込み、3点目。
左クロスからの押し込みで4点目。反撃したい東北でしたが、ばたついたまま。明成は、その後連続で2ゴールを奪い、明成が勝利した。
東北の未経験の4人は、今後どう成長していくのか楽しみですね。もし、素人が強豪校で揉まれたらうまくなるのかどうかというのが見られる。
でも、来年、経験者が入ってきて自分たちはもう試合で使われないなっていう状況になったら続けるのかどうか、という心配もあります。
ゴール無しで敗戦間近、という状況では、経験をつませることもできないです。誰か出したところで、周りがフォローに追われて、1点でも返して終わろうというのができなくなっちゃう。だから、最後までクラブ育ちだけでの戦いになった。
組み合わせが、明成と逆であれば、1回戦で使うこともできたでしょうけど、いろいろ残念でもあります。
明成は、ペースが落ちた時間帯もあったけど、実力通りの勝利でしょう。緩んだほうがいいのか、気を張っておくほうがいいのかはわからないので言いませんが、2回戦より3回戦が楽っていうのも変だけど、次は余裕で勝てるわけで、緊張感の維持とかが面倒そうな変な流れにあるけども、準決勝にいい状態で臨めることが最重要です。
明成の1年では、#18、#19も出場を果たしています。
明成 6-0 東北
2日目です。2回戦の第1試合。尚絅vs古川黎明。天気はまあまあだが、風が強め。これは、場合によっては、面倒かも。
入場シーン。わかりづらいですが、古川黎明(ターコイズブルー)は縦一列入場 なんですよ。強豪校がやるやつです。つまり、強豪を目指すという意識の現われだと思います。そういうとこも見て欲しいわけです。
尚絅の円陣。登録は10人ですが、出場は9人です。古川黎明にこれでは、かなり厳しいです。
去年の総体メンバーの2年生はどうやら残らなくて、この大会は3年生なしでの出場です。
去年、新人戦にはなんとか出場してますが、1回戦で35失点で大敗。そりゃ、やめたくもなるわ。
そのへんの事情はわかりませんが、ともかく、出場できるまでにメンバーを増やしたのは素晴らしいです。
こちらは、登録14人。そこそこの安心感もありますが、実は、このうち3年生が8人。新人戦はとてつもなく不安です。古川黎明までもが合同チームでの出場となるのでしょうか。現状なら新人戦では尚絅のほうが断然優位に立つことになります。
いるところにはたくさんいるのに、いないところには全然いない。昨今のネットみたいです。
広い人口芝グラウンドが自由に使えるとかがないと難しいのかなぁ。やっぱ、部員不足に悩んでいるチームは、ウルスラ関係者にヒアリングして、なんで増えたのか教えてもらうべきです。
ゲームを見てみると、古川黎明はフィジカルもボール扱いの技術も断然上。古川も経験者がいるのかもしれないが、実態はわからないです。この大会のプログラムでは、未経験者は前所属に中学校名を入れているため、中学サッカー部だったのか未経験なのかはわからないので。このあたり改善して欲しいです。
この写真でも奥の方の古川の選手、笑顔です。楽しくやれてるのは、うまくいってるからです、当たり前ですが。練習の成果が出ているわけですね。
どちらも未経験者が主であると仮定して考えれば、やはりこの実力差は理解しにくい。うまくやれば古川黎明ぐらいまでには成長できるはず。
それぐらい、差が大きかった。
ただ、尚絅もこの対戦での方針は垣間見えていて、相手のスペースに蹴りだす。流れてる間に、全員で押し上げる、というもの。これが数回だけど、機能していた。この時の全員の前に出る力は力強くて、おーって思った。
ただ、2人少ない中なので、押し上げてもキープがままならず、ボールを奪取された瞬間にカウンターを食らうのだった。フィールドプレーヤー全員が相手陣内に上がっていき、古川のFWの1人がセンターラインで待っていたら、それはやられる。でも、残してもやられるのかもしれないから、玉砕戦法もありだとは思うのだ。
これが、カウンターを食らって、キーパーもかわされ無人のゴールに流し込まれる直前の写真だ。
見事なやられっぷりだが、これはこれでいいと思う。これぐらいの覚悟がなければ9人でゴールを奪うのは至難の技なのだから。#6がバランス良くて頑張っている印象があったんだけど、ひとりでどうにかできるもんでもないしね。
古川は、給水タイムに選手同士で話し合っていたりするのも良いです。#10はひとつ上のレベルに感じるプレーぶり。でも、このチームの特徴だけど、独善的なプレーをしない。もっとわがままにやってもいいのになーと思うところもあります。特に、格上と対戦するときは。
試合経過を簡単に。というか、それ書かないでどうすんの、ってなりますが。
前半5分で古川が先制。2点目は、右から豪快なシュートが決まった。前半だけで8ゴール。
後半。古川が停滞したのか、尚絅が頑張ったのか、給水タイムまではノーゴール。この時間帯はなかなか良かったのかも。
だけど、その後、3ゴール。試合終了間際のゴールは、ゴール正面の直接FKをグラウンダーで決めたもの。この、浮かさないで決めるゴールというのもなかなかいいものです。
尚絅は、ゲーム前の練習では、ボール回しに女性コーチが混じっていたのですが、明らかにホンモノなんですよ。この指導が継続されれば、当然、技術の向上が見込めます。そのへんのアピールをしていきたいところです。
どうも去年もこの人はいたようで、うーんとなる感じもありますが、どうなんでしょうね。女性は結構厳しかったりするしな。
なんにしても、このコーチが継続指導をしていけば、技術、戦術が向上していくと思うのですが、残念なことに部員が少ないため、そこはやはり厳しい。
だから、やはり問題になるのは、人数、そして、基本的な技術とフィジカルの差をどう埋めるか。20人いればうまい11人を選抜できるが、10人しかいなければ得意不得意無関係に全員を出さなければならない。
危険な選手を1人で抑えるのが無理なら2人で対処しようなんて、人数が揃ってからの話だし。
走る、走りながら蹴る、走りながら止める、これです。
それと、最後に目に付いた選手について。古川黎明の#11。最後の10分ぐらいしか出ていないのだけど、大選手の風格がある。でも、経験者ではないっぽい。となりに座っていた古川応援のおばちゃんが「ときわぎあたりにいそうな体格だねぇ」と言ってた。すぐにシュートチャンスに恵まれたけど、kちんと蹴れず、ポストの外に当たりそこねみたいになってた。
だから足元はまだまだなんだろうけど、ライナー性の浮き球にパシッと足をあげて止めてたり身体能力が高そう。この選手がなんとなく埋もれてしまうのはもったいない。だから古川黎明も部員増に邁進して欲しいものです。
ちなみに、この選手、苗字もすごい。衝撃的です。でもここでは書きません。個人情報だしね。
尚絅 0-11 古川黎明
ゲーム前練習では、ウルスラの元気さが目立つ。声が多いし大きい。サイドからのクロスにシュートというのをやってるんだけど、右も左も、右足、左足でダイレクトで入れる。
うまさも強さも負けてるけど、仙台育英の練習みたいだ。
宮城広瀬のほうは、なんとなく静か、というか、気合が充満してたのかも。去年も2回このカードがあって、広瀬がどっちも勝ってたんだけど、段々差が縮まってきていた。だから、この対戦は、かなり両者にとって思い入れがあるものと思われた。
まず、入場前にコールされてスパイクの裏などを点検されますが、それに向かう両ベンチ前で、どちらも気合の入れ方がすごい。どちらも、先発、控え、スタッフ、マネージャー、ベンチ外メンバーが、全員参加で円陣を組む。
宮城広瀬はまだしも、ウルスラは、登録メンバーが3年と2年だけで、1年も結構な数がいるので、全体的にでかい円陣になってた。
入場。広瀬は、手をつないでの入場です。いつも素敵な光景です。
ウルスラも、今度こそはの気合もありつつも、なんとなく楽しそう。
ウルスラは、部員の大幅増員を成し遂げた年から、まだ勝ってないし、その時の1年生たちがとうとう3年になってのこの大会。期するものは大きいはず。
広瀬ボールでのキックオフでしたが、戻したところを、ウルスラが詰めて、ボールを奪いシュートまで持ち込みます。勢いがある。出鼻をくじかれた広瀬はしばらく受けに回らざるを得ない。
ウルスラは気合もさることながら迷いが無い印象。だから、その分、一歩目が早かったり、ダメでも次の行動への移りが速い。
広瀬も、#3のドリブルや、#8のスペースへの抜け出しなどで、揺さぶりにかかるが、ウルスラも凌ぐ。
とにかくどっちも譲らない。意地と意地とのぶつかり合い。
両者とも、怖がらずにラインを高く上げ、ボールを奪い合います。そんな中でも、ウルスラはスペースの使い方がよくて、何度もサイドから崩しにかかる。
前半はスコアレス。どっちもいいプレーを見せ合ってる。
後半。やはり、ウルスラは勢いそのまま、キックオフからやはりシュートまで持っていく。さらに、8分過ぎには、ゴールキーパーのパントキックから中央を抜け出し、シュート。だんだん、形勢はウルスラに来ているのか。。
後半10分ごろ、ウルスラが動く。#9に替えて#2。刻々と時間が過ぎていく中、この交代で入った#2が動き回り、やや弱くなったもののシュートを放つ。
そんな中でも、広瀬は#3のドリブル、#8の速さとスペースヘの突破、#7も手ごわいし、#10は落ち着いていて、見事なスルーパスで応じる。
給水タイムが取られるが、以前、スコアは動かない。どっちも勝たせてあげたいが、そうもいかないのが勝負の世界だ。
そして迎えた、後半25分ごろ。一瞬の隙から、ウルスラFWが中央を抜け出し、GKと1対1。これをゴール左にきっちりと流し込み、とうとうウルスラが先制。
喜びに沸く、ウルスライレブン、ベンチ、応援団。だが、まだ1点ということで、すぐに落ち着く。広瀬の#10の動きを見ていると、そう簡単に勝てそうには思えなかったようだ。
だが、引かずに前に出るウルスラ。
広瀬ペナルティエリア内で、混戦となり、ホイッスル。PK!!。
ここにきて、ボルテージの上がるウルスライレブンと応援団。あと数分といったところ。
PKのシーン
落ち着いて、左隅に蹴りこみ、とうとう突き放した。
広瀬、ここまでか。。
終了のホイッスル。
宮城広瀬、敗れる。
笑顔の聖ウルスライレブン。久しぶりの勝利、おめでとう。でも、これもまた組合せのせいで、くじ運がよければもっと早くに勝っていても何らおかしくないチームだ。
宮城広瀬は残念だったけど、ゲーム運びも技術もフィジカルも全然負けてなかったし、手をつないで入場することを続けている間は、どんどん成長していける。また次だよ、次。
ウルスラ、次は、聖和と対戦。厳しい戦いになるけど、これも勝った事の証だ。思い切りぶつかっていけば何かあるかもしれない。
ウルスラのゴールキーパーは、コーチングもパントキックもフィジカルも本格派で、もしかしたら面白い展開に持ち込めるかも。
最後にもう一度。面白い試合だった。こういったぎりぎりのゲームを数多くこなすことが、サッカーの上達につながるのは自明のこと。だから、いきなり強豪と当てるようなレギュレーションはさっさと止めるべき。あるいは、きちんとリーグ戦をやるのもいいでしょう。
宮城広瀬 0-2 聖ウルスラ
前日の天気予報では、曇りマーク。ですが、今日になってみたら空は明るく、雲は多かったものの、いい日和となり、暑くなりそうな予感がしました。
組合せの怖さとでも言うしかありませんが、開幕戦となる1回戦で強豪、明成が登場。相手は、気仙沼西・桜坂の合同チーム。
ゲーム前練習を見る限りでは、明成はいつも通り。気仙沼西・桜坂は、センターサークル付近から鋭いロングボールを入れ、攻撃陣と守備陣で、せめぎ合う練習を繰り返していました。攻撃面においても、守備面においても、明成対策、ということでしょうか。
ところで、去年はネット内に入らないように指導されたんですが、今年は、人工芝ピッチの外であれば、ネット内での観戦が認められました。良いことです。宮城の女子サッカー界が、また一ついい方向に進みました。
キックオフ。直後から攻め立てる明成。予想通りですが、実際、中央をさらりと破り、GKと1対1。ゴール右へ流し込み、明成が先制します。さすがに強豪校。
続けて失点。気仙沼西・桜坂も局面では頑張りが見えますが、基本フィジカルの差はいかんともしがたく、9分には、CKから軽く合わされ3点目。
厳しい状況が続きます。
暑いため給水タイムを挟みます。気仙沼西・桜坂、ここまで3失点ですが、それほど悲観する内容でもないです。確かにやられてはいるけど、堂々と戦っている印象。
全員が同レベルのフィジカルを持っている強豪チームと、ばらばらの感のある普通チームですから、もっと差がついてもおかしくない。気仙沼西・桜坂は、ゴールキックを左サイド深くに下がる#5に預けて、そこから展開しようとします。明成も当然、チェックに来るけど、かわしてボールを前に出す、自分が前に出る、など、面白いです。
気仙沼西・桜坂のGKは声もよく出ており、パントキックは飛距離があります。強くても身体の前に来たボールは止めています。
明成の攻撃は厳しいものの、やや正確さを欠いたか、シュートはしても外したり、GK正面に蹴ってしまったり。
失点は続いたものの、どうにかこうにか、前半は、明成の5ゴールで終了。前半35分間で5失点は悪い結果ではないです。むしろ、よく抑えたといっていいでしょう。相手は強豪なのですから。
後半からは、気仙沼西・桜坂が唯一の控え選手を出してきます。対する明成は3人交代です。
気仙沼西・桜坂は左サイドを固めているようで、DF#5、MF#10で打開しようとしますが、簡単にはいかない。それでも、時折、前に蹴りだしたボールを追って、相手が先に触るものの、前線からのプレスを続行。よく走ります。
ただ、プレスが奏功することはなく、カウンターを食らっての失点が続きます。
右クロスからの強烈ボレーは、GKが触ったものの弾けず。暑さもあって、足が止まってきました。
給水タイムになり、ここまで8失点。勝負は決しているものの、失点を一桁で済ませるか、あるいは、大量失点覚悟で前に出るか、どうする、気仙沼西・桜坂。
結果、給水タイム後に、失点につぐ失点となり、さすがに修正が効かず。気仙沼西・桜坂、14失点となり、1回戦敗退となりました。
明成は勝って当然の相手でしたが、前半はやや苦戦した。後半も序盤は、ペースが上がらなかったものの、最後はさすがにゴールラッシュ。強さを見せました。
さて、プログラムを見直してますが、去年の総体のだと、当時の3年生がいて背番号が違うし、去年の選手権のはないし、この選手っていうのを継続的に見ていくのが難しいことに気づいた。去年の選手権で、気仙沼西・桜坂の#13が良かったんだけど、今大会は#10の子かな。あまり攻撃にいけず、フラストレーションがたまったかもしれないけど、今は、バランスを取る役回りにいて、それもまた経験になるし、今後も頑張って欲しいです。
やはり、前登録チームに出身中学が載っていて、あんまりよくないんだけど、このチームに関しては、気仙沼と石巻(桜坂は石巻市の高校)の比率がわかるのでよかったんですが、桜坂高校は2名だけです。なんとかなんないのかなぁ。。その中学は渡波と矢本。石巻の中心地の中学出身者はいない。
このままだと、存続できないでしょう、いくらなんでも。
関係ないけど、明成#10、CKの時に、あまり手を使わずにボールをセットしてて面白かった。明成、2回戦の相手は宿敵、東北高校。
気仙沼西・桜坂 0-14 明成
今年もまたサッカーの季節がやってきました。高校総体女子サッカーの開幕まで、もう一週間です。最終日のファイナル以外は土日の開催となっており、観戦する側にとっては嬉しいことです。が、ファイナル進出の可能性を持ったチームを応援する人にとっては、ちょっとなーともなりますね。僕も最終日は観戦出来ません。自分のスケジュールを自由に作れない己の才覚を恨むしかないですね。
さて、今年の出場チーム、組合せを概観していきましょう。
参加チームは全12チーム。去年より2つも減ってます。新人戦と比べれば1つ減なので、重要なのはそこですね。
登米が不参加です。
部員が減ってしまったんでしょうか。去年の新人戦には出場していただけに残念なことです。外から見ているだけの人間にはそれぐらいしか言えませんが、この先復活できるのかどうか注意していきたいです。
そして、去年の総体と比べてのもう一つの減は、気仙沼西と石巻女子商が合同チームになっていることです。これは、新人戦ですでにそうなっていたので、差し当たり、部は存続していることが確認できます。
なお、市立石巻女子商は市立石巻女子と統合し桜坂高校となっています。県内での公立校では唯一の女子高です。統合されてもサッカー部は存続したようで、こちらは喜ばしいことですね。今大会では、新人線に引き続き、気仙沼西との合同チームでの参加となります。
その他のチームでは、尚絅、松山あたりが、数を揃えて出られるかどうかが気になるところです。一方、宮一は今年も磐石の部員数らしいです。
組合せですが、去年の総体は14チームということもあって、1回戦のバランスはよく取れてました。しょっぱなから強豪と当たって、大敗するというパターンがありませんでした。ですが、今年は、開幕戦で、気仙沼西・桜坂と対戦するのが強豪の一角、明成です。控え選手の数、質とも、明成が大きく上回っているものと思われます。ですので、まずは部員数が問題となります。サッカーは下手でも走る力だけでもあれば、やりようによってはうまく行く場合もあります。
このカードには期待もあって、いい指導者がいるチームなので、どれだけチームが変化しているかが楽しみでもあり、また、いい選手もちらほら出てきているので、意外にいいゲームになるかもしれません。
このブロックでは、1回戦の勝者の相手が東北というまたもや強豪というわけで、妙に厳しいブロックになっているのは、いかがなものかという気持ちはあるのですが、では、東北高を別ブロックに持っていくとすると、初っ端から強豪と対戦というパターンが増えてしまうので、これもまた難しいところです。2回戦から出場となる松山についても、相手は公立の雄、宮一ですから厳しいことには変わりありません。
この、強豪と、そうではないチームの差の問題については、これまでも書いてきましたが、また別途別の場で、もう一度、まとめて書きたいと思います。
初日では、第二試合の聖ウルスラと宮城広瀬の対戦も見逃せません。
2014年度では、
高校総体:聖ウルスラ 0-4 宮城広瀬
選手権:聖ウルスラ 0-1 宮城広瀬
と、次はどうなるかという結果を残しています。要注目です。
2回戦から登場の古川黎明はこじんまりとしながらも、いいチーム作りを続けているチームなので、今年も期待です。相手の尚絅は先に書いたとおり、部員が揃っていれば..が、どうしても気になります。
この先は、予想でしかありませんが、2日目に実現するであろう、明成と東北。なぜか部員が少ない東北は、控えも足りないぐらいで明らかに劣勢に見えるのに、ここ一番の集中力に目を見張るものを持っています。どちらも、近年、満足できない結果を残していますが、この両チームの対戦は面白いので、注目カードです。
3回戦で実現しそうなのが、聖和と宮一です。なかなか強豪を脅かすところまでは進めていない宮一ですが、部員数にも恵まれ、技術もフィジカルも公立では一番です。もう一歩先へ進めるのかどうか、進む気持ちがあるのかどうか、宮城県の現在の状況を変えうる存在になるのかどうか、期待のチームであることは確かです。
準決勝からは、スーパーシードの常盤木と仙台育英が登場。左ブロックの常盤木は間違いないように思いますが、右ブロックでは、ジェフ出身の2名が最終学年となった仙台育英が今大会でどれだけのものを魅せてくれるか。期するものは大きいのではないでしょうか。勿論それだけではないでしょうし。対するであろう聖和がどう対応するのか。ちなみに、先月のリーガスチューデントでは、仙台育英 5-0 聖和と、育英が完勝を収めています。
東北大会への切符は、ただ一つ。