日程は、ファイナル以外は、土日開催です。5月28日(土)開幕。
オフィシャルの組み合わせ表は[こちら]
注目は、新規参加の東北生文大高。5/29(日)の2回戦で登場。未知数なのでなんとも言えないけど、経験者を揃えてるのか、そういうチームではないのか。
それと、聖和が新人戦で4位になったため、珍しく常盤木ブロックにいます。
強豪校は差が縮まってきたのかなと思われます。ここにきて、どのチームも優勝を狙えるし、本気で狙っていると感じられます。これまでは常盤木が頭一つ抜けていた感がありましたが、去年は久しぶりに聖和が取り、今年はぎりぎりまで仙台育英が追い詰めました。その仙台育英も明成相手にぎりぎりで勝ち抜いたわけですから。
それ以外のチームで言うと、個々のレベルは上がっており、チーム力もよりよくなっていると思います。以前、よく見られた、キックオフがうまくいかずすぐに相手に取られるとか、ファールスローとか、そういったものはほとんどなくなってきてます。ですが、強豪校との差はいかんともしがたい状況で、今年も3回戦の結果を見る限りでは厳しいものがあります。
また、部員の減少に困っているチームが多いのも心配で、この先、どうなることか悩ましいですね。一方で新規参入チームが現れたことは楽しみです。
東北大会を考えると、各県の実力も上がっているものの、宮城のベスト4のどのチームにも勝てないのでは?と思われるところが課題でしょう。
以上です。
観戦していないので簡単に。
宮城スタジアムから時折歓声が聞こえてきたので、いい試合をしているのかなと思ってました。前半終了時のアナウンスが聞こえてきて、しっかりはわからなかったものの、2-2とのこと。
で、帰宅してから確認したところ、3-2で常盤木の勝利だった。
仙台育英は、準決勝では、3点差を10分弱で追いついてのPK戦での勝利もすごかったし、常盤木を相手に1点差で惜しくも敗退というわけで、すごい試合を続けました。さすがに最後は常盤木が突き放した格好だったが、常盤木も、安泰ではなくなったと言えるのかもしれませんね。
おそらく、東北大会では、常盤木は盤石。常盤木ブロックでない方から1チームが勝ち抜けて本大会出場となると思われます。
常盤木 3-2 仙台育英
[追記]Youtubeに載ってたので見ました。まず、常盤木が先制。続いて、育英のクロスを常盤木DFが触ってコースが変わりオウンゴールとなって同点。そして、育英が明成戦での4点目を彷彿させるゴールで逆転。慌てず騒がず常盤木が同点ゴール。前半は2-2。
後半。20分になろうというところで、常盤木が逆転ゴール。常盤木のゴールはどれも自分たちで持ち込んで自分たちの力で奪っているもの。育英は、相手のオウンゴールと、裏狙い。常盤木の強さは健在のようです。
順位は準決勝で敗退した段階で、どちらも3位と決まっています。この試合は、次の大会でのシード権を争うためのもの。要するに優勝高のブロックに入るのかどうなのかが決まります。
明成は前日の準決勝でPK戦までフルに戦い、敗れたことでかなりの疲労がありそう。しかも延長後半開始してすぐのゴールで3点差をつけたにも関わらず追いつかれて敗れています。
聖和の準決勝は、常盤木相手に、悪くはなかったもののノーゴールでの敗退。
そんな両チームの戦いですが、やや聖和が優勢。ディフェンスの出足も良く、ボールポゼッションが高く、明成の裏への抜け出しも走り負けずケア。ただ、だからといって、聖和が勝ちそうかというそうでもなく、シュートまではいかせてもらえない。
それに、聖和はボールを奪っても、縦パスを読まれていたり、単純に相手にパスしていたりで、なんともばたついている印象。相手を背負ってパスを受けても、つなげなかったり。
明成は、ボールを奪取したらいち早く攻めようとするも、裏狙いのパスは精度がもう一つで、GKまで流れてしまうか、聖和のディフェンス陣に走り勝つことができず、昨日の疲れが心配される状況。
スコアレスが続いていたが、後半に入り聖和にFKのチャンス。明成ゴールから見て右の深いエリアから。しかし、ふんわりとしたボールは中央に集まっていた選手たちを越え、誰もいないエリアを転々としゴールラインを割る。
続いて、中央左あたりでFKを獲得。しかし、これもふんわりとしたボールが直接ゴールラインを割る。
時間もなくなってきて、これはまた延長に入るのかと思われてきた時間帯、聖和が左からのFKを獲得。今度は、やはりゆったりしたボールを、ゴールに流し込むことに成功。聖和が先制。
明成は最後の攻撃に全力を挙げるが、ホイッスル。聖和が第3シート権を獲得した。
聖和 1-0 明成
初優勝を狙う両チーム。まずは決勝進出をかけて、激突となりました。
戦術的に近いものがあると僕は思ってますが、ドリブルでもパスでも縦に速く、裏を狙ってシンプルに攻撃を仕掛けます。
これぞ、ほんとの一進一退といった様相で、攻める守る、止めたらまた攻める。20分になろうという頃か、明成が中央右から思い切り蹴ったシュートが見事にゴールネットに突き刺さり、明成が先制。
明成が先制したものの、雰囲気は変わらず、行ったり来たり。前半終了近くなった頃、育英が左からドリブル、クロス、中に走りこんだ選手を通り越し、外の選手が胸トラップからシュート。バーに当たって下へ。GKがセーブしたが、ラインを割ったということでゴールとなり、育英が追いつきます。
前半は1-1で終了。後半も、お互いやりあうものの、もう一つ決め手に欠け、スコアは動きません。延長に入ります。
延長でも同じような展開になるのかと思いきや、ここから大きくゲームが動くのでした。
まず、明成がとうとうゴールを決め突き放します。さらに、勢いの出た明成が追加点。
さらに、延長後半早々、さらなる追加点により、スコアを4-1と拡げます。普通ならもう決まりでしょう。
だが、しかし、ここから不屈の精神が牙を剥くのでした。
まず明成ゴール前の混戦から1点返します。これは、まー、なかなかやるな、といった感想でした。
そして、もう1点。あれ?これはもしや。でも、もう終わる時間帯です。
ですが、ロングボールを入れ、明成GKが引き出されます。いち早く追いついた育英FWがふんわり浮いたボールをゴールめがけて蹴ります。それが、きれいにゴールの枠を捉え、ゴールネットを揺らすのでした。またもや追いつきました。そしてホイッスル。勝負はPK戦に突入します。
先攻は明成。3人目までは、どちらもすべて成功。しかし、4人目、明成が成功したのに対し、育英がポストの外に流れてしまい失敗。5人目、明成が決めれば勝利となる1本。しかし、まさかまさかのバー直撃。育英はきれいに決め、これで三度追いついたのであります。
6人目。明成はなんと、GK正面に蹴ってしまい、これをGKが落ち着いて止め、とうとう、育英にアドバンテージが灯ります。
そして、育英のキックはネットに突き刺さり、とうとう育英がこの戦いを制しました。
すごいものを見せてもらいました。というより、わけがわかりません。こんなことってあるんですね。
仙台育英 4-4 明成
(前後半) 1-1
(延長) 3-3
(PK戦) 5-4
これまではたいてい決勝で対戦する両チームだったのですが、新人戦で聖和が4位となったため、1位常盤木のブロックに入ってしまったわけであります。東北大会へは1チームしか出られないので、必ず倒さなければならない相手、だから準決勝で当たったからといって、いつ戦うことになろうが倒すまでだと言えればいいのですが、やはり3回戦までの対戦相手との格差を考えると、急にレベルが上がって、かつその相手が常盤木となると、やはり難しいわけですね。
それがそのまま表れたとも思えますが、聖和のキックオフで始まり、長いボールを蹴って、ゴールラインを割り、「キックオフ」とツイートしている間に、聖和が攻め込まれ、あれよあれよという間に、ゴール左に流し込まれて失点。
聖和にとっては厳しい状況になりました。早い時間帯の失点だからすぐ切り替えて、とか言うこともありますが、これだと、このゲームは0-1から始めますね、みたいなことと同じだし、これによって常盤木ぐらいの強豪の場合はゲームをコントロールして、最悪そのまま逃げ切ればいいと考えることもできます。
なんにしても、気を取り直して、ゴールを目指すしかない聖和。失点の後、特に気落ちした感じはなく、それなりに落ち着いてゲームを運び、遠目からですがファーストシュートも放ち、攻守ともまぁまぁいい雰囲気になってきたと思えた20分過ぎ。カウンターから叩きこまれ、再び失点。0-2となります。
この、ここぞという時にしっかりゴールに結びつける常盤木。
その後は一進一退で、いい時もあって、深いところまでドリブルで侵入し、マイナスのクロスといった場面も、あと1人上がってきてれば..というもう少しでゴールもあるだろうと思わせるものでした。が、スコアは動かず、0-2で前半を終了。
後半も、どちらかといえば、聖和が攻めて、常盤木のカウンターも確実に止めるという、悪い内容ではなくて、どちらかというと、ちゃんとやれてる、そんな状況が続きます。常盤木にイエローカードが出されたことからも、いい攻撃ができていたと言ってよいでしょう。サイドからの突破もできていた。断続的に3人の選手を交代させますが、結局、最後までノーゴール。聖和の敗退が決まりました。
聖和 0-2 常盤木
こちらもまた、何をどう書けばいいのか....、以下同文、としたくなるゲームでした。
尚絅だけを見ていれば、きちんと走れてる選手もいたし、パスが続けて何本か通ったりもしたし、でも、明成は全然レベルが上で、ちょっとミスが出ても、すぐにリカバリーできてしまう。
そんな中、尚絅GKは何度もシュートを撃たれますが、明成のシュートコースが甘くなった場合は、何本も止めてました。それ以上に、入れられてしまいましたが。
また、明成が尚絅ゴールに背を向けてパスを受けようという時に、果敢に走りこんでボールを奪取するなど、いいシーンもありました。あと少し早ければ、シュートできたのに、というシーンもありました。
しかし、明成の壁は厚く高かった。
ウルスラについて書いたことと同じですが、なんでも一歩一歩進むしかないので、少しずつ強くなっていけば、いつかは追いつけるかも日が来るかもしれません。だからまた始めて欲しいと思います。
尚絅 0-39 明成
何をどう書けばいいのか、正直つらい、そんなゲームですね。現実をしっかり見つめて次につなげましょうとか、おためごかしを書いても仕方ないことですし。ウルスラは頑張ってはいたんですけど、それでどうなるという相手ではなく、ベスト4に残るチームとの差があまりにも大きいという事実が残りました。
無理やり、毎日フィジカルを鍛えるようなことをして、走りだけでも対等にするなどすれば、もう少しどうにかなるんでしょうけど、きちんとサッカーをしているだけでは埋められないものがありました。
ウルスラも一瞬だけ、聖和陣内に入り込み、CKをとるというシーンがありましたが、それもすぐに終わり、結局、聖和が試合を支配し続け、ある時間帯は停滞したものの、ゴールラッシュ。何か手があるのかどうなのか、もうこうなると僕のようなものには何もわかりません。
頑張って走っている選手もいたし、聖和のFWに後ろから手で抑えて(絡ませるというんですか、これはお互いにそんな感じ)、ちょっとやりあうみたいなシーンも垣間見えて、何とかしようとしてましたが、結果は残念なものでした。
30点近くの差が付きましたが、ここを乗り越えられる時が来るのかどうか、今後も見守っていきたいとは思いますが、とんでもなく大変なことだとは、はっきり言えます。
それでも、この大敗に懲りず、前を向いて、また一つづつ進んでいってもらえれば、何かが起きるかもしれません。どんなチームも選手も、最初の一歩から始まるのですから。
蛇足ですが、聖和的なものに対しては、やはり慣れがとても大切です。慣れれば対処もしやすいでしょう。スルーとか、フェイントでずらすとか、切り返しでやりすごすとか。例えば僕が行ってたフットサルサークルのような人たちを見つけて、ゲームをしてもらえば、そういった何その動き??みたいなものもわかってくるとは思います。
聖和 28-0 聖ウルスラ
全般的に、技術は向上しているのかなー、と思っています。オフサイドを取った時にラインを確認してたり、キックオフもきちんとできてたり、ファールスローは何度か見かけたけど、そういうルール的なところは良くなってました。
キック、トラップはまだまだ改善していって欲しいです。別のところに書いてるように 壁打ち が最適です。
それと、部員数の問題はますます大きくなってます。今大会では9人に満たない場合(国際ルールでは7人未満)、出場停止となるんですが、新人戦でも9人未満というレギュレーションである場合、多くのチームが出場不可となってしまいます。
今大会のプログラムで、選手登録数が20人未満のチームを対象に、3年生の人数を引いた数を見てみましょう。
チーム | 登録数(A) | 3年生の数(B) | (A)-(B) |
---|---|---|---|
ウルスラ | 18 | 11 | 7 |
東北生文 | 12 | 2 | 10 |
宮城広瀬 | 16 | 8 | 8 |
東北 | 10(11) | 3 | 7(8) |
気仙沼西・松山 | 10 | 4 | 6 |
古川黎明 | 14 | 6 | 8 |
東北生文以外はアウトです。ウルスラなどは、部員がいても登録していなかったのかもしれませんが、全体的に危険域にあるということです。
※東北はプログラムでは10人でしたが実際は11人いたので、増えた1人が3年生でないとしてカウントしています。
関係ないですが、東北は1~11までは順番通りですが、その後、16、13、14、15、12ときて17~20が順番通りとなってました。不思議です。
実際の試合内容より、ベンチワークが面白かった、そういう一戦。尚絅は、とにかく理性的論理的にこーしろあーしろラインアップ!!みたいな感じ。古川黎明は、なんでそっちに偏ってんだ、なんでそこいかないんだ的、ちょっと何とも言えないコーチング。
試合は一進一退で、なんとなくだけど組織だってるのが尚絅で、個人技なのが古川黎明。古川は、結構いいとこまでもっていくんだけど、止められるか、流れるか、シュートが枠を捉えられない。
そんな圧されてるような状況で、尚絅が裏に抜け出し、GKと1対1に。GKが飛び出てきて、ボールを弾くものの、そのこぼれを承継に拾われる。丁寧に流し込んで、尚絅が先制。
後半に入っても、そうそう状況は変わらない。もはやこれまでかという時間帯、再三再四、裏狙いのボールが出ていて、でもGKがペナエリアぎりぎりで確保だったのが、この時だけは、ぎりぎり間に合わなそうで焦ったGKがちょっとだけ線を出てしまった状態でキャッチ。ハンドの判定で古川のFK。
GKがペナエリアのライン上にいたわけですぐに蹴ればゴールのシーン。ベンチからも早く蹴れとの指示が飛ぶ。
でもここは慌てず騒がずで、ちょっと間を置いて蹴ったら、きちんとゴールになりました。慌てて蹴って、相手か味方かに当たってノーゴールとかより、しっかりとした状況判断だったと思います。
その後、どちらも決め手を欠き、後半終了。延長戦も同様、今大会、そして今日のゲームで2回目のPK戦突入となりました。このあたりで、日が陰っていてかなり寒い。でも、最後まで見なきゃ仕方ないから見ました。
先攻は古川黎明。1本目、正面の山なりのボール、GKの上を抜きそうだったけど、ジャンプしてつかむ。対する尚絅は右隅に強いボールを蹴りこみ、優位に。
2本目。古川は左隅に強いボールを蹴り、成功。そして、尚絅は正面左に蹴り、GKがしっかりセーブ。振り出しに。
3本目。古川は、ゴール右上角を狙ったボールが、確実に角に当たってしまい跳ね返されノーゴール。尚絅は右隅に蹴り、GKが触るがゴール。再び、尚絅がリード。
4本目、古川のグラウンダーのボール、みごとに防いだ。そして尚絅はGKの動きをうまくずらして、ゴール。この瞬間、尚絅の勝ち抜けが決まりました。
PK戦は、どっちのGKも、存在感を発揮していて面白かった。とても経験者ではないとは思えない出来栄え。
古川はDFの12番が尚絅のどんな攻撃も抑えて、次につながる展開を作り出し、ちょっと異質な存在だった。
尚絅は、みんなで頑張って、いい結果が出せた。尚絅もベスト6で、久々の上位進出。
尚絅学院 1-1 古川黎明
(延長戦) 0-0
(PK戦) 3-1
もう頭が回りませんが、続けるのだ(こっちの話だけどね)。
もはや因縁の対決というのかなんなのかもわからないぐらい、数多く戦ってきた両チーム。何がどうなってるかわかりませんが、聖和は宮一とよくやってるし、なんなんだか。
そして、この日、明成は赤ユニ。違和感ありありです。正が青で、副が赤って、すごい違うよなー。ちなみにコバルトーレ女川もそんな感じ。違和感ありあり。
東北はようやく11人揃えての交代メンバーなしに対し、明成は問題なく余裕のベンチ。
さすがに因縁の対決。序盤はお互いに様子見な様相。そんな中の前半中ごろ、裏狙いのボールに、東北10番が右サイドに抜け出し、ドリブル、マイナスのクロス。合わせてシュート、ゴールで、東北が先制!!。
写真は、ドリブルで深いところに進入しての先制点直前の写真。
でも、この後が大変。いくら走ってなんぼでも、そんなに走れるもんじゃないし。交代もいないし、ばてたら終わっちゃうし。
明成、さっそく数分後に、ミドルでGKの上を越え同点に。
さらに数分後、明成のハイボールなクロスがゴール前でゴールライン際に落ちてきて、GKがキャッチに向かうもののファンブル、押し込んで明成が逆転。
ここで前半終了。まだわからないなというスコアですが、内容的には明成が圧倒してました。
後半に入ると、もう明成のポゼッションが高くて、東北がどれだけ走っても追いつけない。たまに、いいタイミングでアタックをかけて、奪えそうになっても、そうそううまくいかず、明成のサポートが入って、先に進めない東北。
後半、明成が5得点し、余裕の勝利となりました。
東北12番は、おそらくですが、ピッチにいてくれればいいからとかなんとかの説得に応じて登録した子じゃないかなーと思います。この大会で一番の素人じゃないかと。でも、走りは頑張ってたし、受けてどうにか味方につなげようとしてたりで、がんばってんなーと思って見てましたよ。せっかくなので、是非とも、サルでもなんでもいいのでボールを蹴っていって欲しいです。縁があったってことだから。
そんな中でも、東北応援団からは、そこいけよー、みたいな声が飛んでて、いや厳しいとこだなーと思いましたことです。10番とかはクレバーだからただチェイスするんじゃなくて相手との間合いを考えて行くかどうかを決めてたんだと思うんですけど、そのへん容赦がないんですよね。
東北の選手たちがいい未来を迎えられるように願っています。
東北 1-7 明成
このゲームについては、書くのが難しいんですけど、淡々と言えば、去年の優勝校と、強豪ではないチームの戦い。やる前から圧倒的戦力差があることがわかっているゲームです。
実際、キックオフ直後に、聖和が先制。あまりにも簡単に決まってしまい、どうなの?これ、という空気もありました。が、今年の宮一は、1回戦のレビューでも書いた通り、CB、守備的MF14番が良く、また前線でもサイドの15番が素早いし、そのあたりがどこまで通用するかという興味を惹くゲームでもあります。
幸先良く先制した聖和でしたけど、宮一は、チェイスも良かったし、球際での粘りも良かったし、読みも良かった。前半は5失点。
後半になっても、最後まで走り切って、やはり5失点。聖和 10-0 宮一、となり、これだけを見れば宮一は大差での敗退となりました。
ですが、実は昨年も同じカードがあったわけですよ。その時は、聖和 20-0 宮一。20失点が10失点に、実に、1年間で失点を半分に減らしたのです。ものすごい進歩ではないでしょうか。
勉強ができる選手が宮一を選ぶようになって、コンスタントに経験者が入ってくるようになれば、この先も順当に強くなるかもしれません。期待は大きいです。
聖和 10-0 宮一
初登場、東北生文のお披露目となったゲームです。プログラムによると、クラブ出身者が過半数を占めます。対する聖ウルスラはクラブ出身者ゼロ。そして、東北生文はほとんど1年生、聖ウルスラは3年生が中心です。
クラブ育ちの1年生と、高校デビューの3年生の戦いともいえます。
実際、生文は技術があって、ドリブルですいすい上がっていくシーンが目立ちます。でも、それで最後まで行けるかというと、そうはさせない聖ウルスラ。一人、二人とかわされても、3人目が止める、そういう守備。
どちらもラインを高くしていて、強気。前に行く気持ちの強い者同士の戦いは終始白熱してました。スコアレスで終わろうかという時間帯、やはりドリブルでペナルティエリアに進入する生文、ウルスラDFも数人で対応してましたが、なかなか足が出せない。一瞬の隙に、右足アウトでゴール右隅に転がすと、ゴールネットを揺らし、先制点は生文。技ありシュートとでもいいましょうか。技術を見せてくれました。
しかし、これで萎れてしまうウルスラではなかった。後半は、さらに前に出る気持ちが強く出てます。後半半ば、生文DFが自陣深くでキープ、そこを前プレ、生文DFはうまくパスを回しますが、結局、苦し紛れの縦パスが出て、それをウルスラの選手がゴールへ向けてふんわりとしたボールを蹴る。生文GKが前に出ていたため、直接ゴール。これまた、よくGKの位置を見てしっかり正確なキックをしたわけで、素晴らしいゴールでした。これで、試合は振り出しに。
その後も、攻め合うものの、ゴールは生まれず。今大会、初の延長戦へ。
疲れた選手を交代させるウルスラに対し、交代メンバーのいない生文は苦しい状況に。ドリブルを仕掛けるものの、タッチが大きくなり、止められてしまう。それが続いてさらに疲労が厳しくなるという状況。
結局、スコアレスとなり、今大会初のPK戦へ。
生文はPK戦用に、フィールドの選手がキーパーユニを着てGKを務めてました。疲労はあっても、経験者揃いの生文が有利かと思ったが..。
ウルスラが先攻。1本目。ウルスラはバー直撃、生文はコースが甘くなり、GKがパンチングでゴールならず。
2本目。ウルスラはGKの逆を突き、きれいなゴール。生文は狙いかどうかわからないけどもGK正面に蹴り、GKがしっかりキャッチ。
3本目。ウルスラ、隅に強いボールを蹴り成功。生文は、やはりほぼ正面に蹴ってしまい、ノーゴール。ここまでで、ウルスラ 2-0 生文。
4本目。ウルスラは、右隅へ強いボール。生文GKが飛びつき触ったものの、弾かれゴールへ。ここで、ウルスラの勝利が決定となりました。まさかの、ウルスラ 3-0 生文。
聖ウルスラは、久々の上位進出。ベスト6入りとなりました。客席の前に来たウルスライレブンを代表してキャプテンが挨拶しましたが、もう立派でした。また1週間このメンバーでサッカーがでできるとか、ウルウルしちゃったよ。
生文は、とにかくうまいんだけど、最後の方で、ずっと後ろにいた4番がするすると前に上がって、この時だけは相手に止められる前に、見事なスルーパスを出してました。ゴールにはならなかったけど、こういうことだよね。賢いなーと。
聖ウルスラ 1-1 東北生文
(延長戦) 0-0
(PK戦) 3-0
強豪グループの次に位置するセカンドグループの覇権をかけた一戦。そして、強豪校への挑戦権を奪取するための戦い。
最初、どちらも前に行く気持ちが強く、どっちもどっちのばたばたした展開。ようやく落ち着いてきたかなーっていうところで、宮一が先制。その後も、再三再四、サイドからの攻撃をしかける宮一だけど、危険なエリアに入られる前に、広瀬DFが弾く。
後半、宮一のポゼッションが高くなってきた。そして、右からの逆ポストへのグラウンダークロスに、詰めた選手と広瀬の選手がもつれあいながらも、ボールはゴールへ。2点目。これは大きい。
その後も、広瀬の時折のカウンターも、宮一のCBがきっちり対処、その前の#14がこれまたきっちりつなぐ。広瀬もカウンターができたときはおっと思わせるんだけど、宮一の守備が良過ぎる。GKからのパントキックを受けても、そこからが続かない。
広瀬ゴール前での混戦から宮一が3点目。
圧巻は4点目。やはりゴール前での混戦から縦に転がってきたボールを、どかんと蹴りこみ、GKが伸ばした手の上をぶち抜く!!。すげーゴール決めたなー。そして、ホイッスル。宮一が勝利。
宮一、次、もしかしたらもしかするかもという思いをさせてくれました。広瀬は今回、長いボールを蹴れる選手がいないのか、ややこじんまりで、そういうのってうまくやらないとカットされやすいから。通用する相手ならいいけど、やってみてまずいなと思ったら、ロングボールに切り替えるというようなことも試してほしいと思いました。
今年の宮一は走れるね。そして、速いし、実は入場するときに縦一列で入ってきました。これいーよ。広瀬はいつも通り手つなぎ入場でこれも良かった。
宮一、練習のとき、でかいエリアでパス回しやってたんだよねー。これ新しいよね。これまで見たことないもん。あと、シュート練習で、基本、ゴールポスト付近から転がしたのを蹴るっていうのをやってて(個人的にはあんまり意味がないと思ってるけど、ゲーム前の景気づけにはいいと思ってる)、ちょっと面白いのは少しづつ距離を詰めるんですよ。最後はゴールエリア内で横に出して押し込むみたいなやつ。そしたら、この試合、2点目、3点目は押し込み系だし、4点目はペナエリアのラインあたりに正面から転がってきたのをドカンと一発。練習が生きてた感じがした。
宮城広瀬 0-4 宮城第一
まず、残念過ぎることに....。会場を間違えました。全然、認識できてなくて、松島FBCに行ってしまうという、大失態。急きょネットで確認して高城町まで戻って20分ぐらいで行けるみたいだったので歩いて歩いて、前半終了間際に会場到着。
すでに、東北がリードしてるみたいだったけど、驚いたのは東北が11人でプレーしてたこと。どうなってんだ?!1年生が入ったってことなのかどうなのか。
でまー、10番は早くてエレガントだし、7番、8番は上手だし、サイドの9番もスピードに乗るとさすがだし、で東北はやはりまだ強豪グループの一員なんだな、と思い知らされる戦いぶり。サイドのスペースへのパスが厳しいもんねー。コントロールできてないのかなーと思うと、ぎりぎりで追いついてるし、ちゃんと狙い通りなんだよね。
気仙沼西・松山も決して悪いわけじゃなくて、しっかり走って前プレもやってたし、それなりに止めることもできてた。ただ、続けるのは大変ってことで、相手はやっぱりアスリートなんで、走ってなんぼとかのダンマク貼ってたようなチームだから、やっぱり東北の方が走れてた。そこをどうクリアしていけばいいかは、最初の大き過ぎる壁ではあります。やっぱ強豪が5つあったら、そうじゃないとこが10ぐらいないと成り立たないんだよ、そこはまーいいとして....。
気仙沼西・松山は9番中心になんとか頑張ってはいるんだけど、ずっとやってきた選手たちとの差を埋めるのは難しいんだなー....。東北だって全員がバリバリの経験者ってわけじゃないと思うけど、でも、そういう人たちと一緒に練習するから上達のスピードも違うんだろうと思う。
気仙沼西・松山も経験者が数名いてセンターのポジションをきっちりこなせば全然違ってくると思う。
直接ゲームとは関係ないけど、多分、東北のドリンクをピッチ脇に置いてたのってOGでしょ?後輩たちのサポートしてやんないとっていう、そういうとこもいいよねー。
東北 20-0 気仙沼西・松山
この対戦の両チームとも、部員減に悩まされています。特に尚絅はこの数年、11人揃うこともまれだったのではないかと思われます。いっつも、あぁ今回も厳しいなーと。
尚絅は過去の戦績が宮城広瀬と似ていて、宮城3位に入ることもあったチーム。それが、これまた広瀬同様、女子サッカーに力を入れる私立高が一つ二つと増えていくのと逆に規模が小さくなっていったのでした。
2011年の男女共学化も関係しているような気もしますね。もはや、どういうサッカーをしたいとかそういうことよりも部員が増えないとどうしようもない、という状況です。学校のサイトではパスをつなぐサッカーを目指すと書いてありますが..。
そういえば公立校も共学化の問題は大きいかもしれません。古川黎明も女子高から共学に移行していて、それが2005年。女子生徒数の推移がわからないので実際どうなのかはなんとも言えませんが..。
その古川黎明。だんだん先細りの部員数ですが、今年の新入生はどれだけ獲得できたのでしょうか。小気味よいパスサッカーを展開するチームなんですが、メンバーが揃わないのは厳しい。
前はプレーの質は良かったし、部員もそこそこいたので、宮一、広瀬と並ぶ力を持っていたと思うのですが、どうも、この頃はそのセカンドグループからこぼれ落ちてしまったのかも、という感が拭えません。
今大会では、何か劇的な変化が起きていることが望まれます。驚異的な新人が入ってどんどんドリブルで抜いていくとか、急に部員が3倍になったとか、....、ま、あるとしてもそれぐらいか..。
「..」が多いですね。
やはり格差が広がっているのが問題だなと、言わざるを得ません。尚絅は仙台圏内では最も置いていかれてしまって..。
古川黎明は、地方高としては頑張ってる方、というより、どうにか生き残っているという言い方の方が正しい。登米が消え、桜坂が消え、松山、気仙沼西がようやく残っているだけ。そのうち松山、気仙沼西に古川黎明を含めた3チームによる合同チームで参加する日が来るかもしれません。
最後、暗くなったな。
久々に現れた新規参加チーム、新しい風。現時点では、まったくの未知数で、どういう背景を持っているのかまったくわかりません。それが東北生文大高。
ネットで見つけた情報を簡単にまとめると、こうなります。
2015年、サッカー部の体制が変わったのに伴い、女子の入部が可能になった。そして中学生対象の練習会を実施。
http://www.seibun.ed.jp/bukatsu-blog/club-athletic/4210/
練習の様子も掲載されていました。
http://www.seibun.ed.jp/bukatsu-blog/club-athletic/3960/
なるほど。女子サッカー部ではなく、サッカー部の中の女子チームみたいな位置付け(*)で、ちゃんと指導できる人がいて、練習会の要綱を見ると、経験者を入れるのが基本みたい。なぜならスパイク、レガース持参だから。
ここまでの情報から推察すると、しっかり活動しますよということで、強豪グループに入ってきそうに思えます。
となると、聖ウルスラはどうするんだとなりますね。ウルスラは大幅部員増を果たしたものの、成績はもう少しな状況です。これは対戦カードの問題もあるものの、セカンドグループの覇権を奪取するところまでは到達してません。
もし、生文高が今年、経験者を揃えたチームで参加するなら、ウルスラにとって難しいゲームになるでしょう。
ただ、経験者揃いだとしても、まだチームとして成熟してないことも想像できるので、そこまで不安視することもないのかもしれません。
勝てばベスト6入りの気合の入る一戦、興味深いカードですね。
(*)この形態(男子部女子部を分けない)は面白いかもしれませんね。男子チームがすぐそばにいて、一つの組織だから、男子チームとのゲームや、練習での男子選手のサポートなど、その場で簡単に実行できます。
初日の第2試合は、実力が近接していて、好ゲームになることが期待できます。どちらも、1回戦で敗退するようなチームではないのに、1回戦で対戦しなければいけないという、辛い現実です。
特に、宮一は高校総体で3年生が引退します。だから高校最後の大会。強いところは、高校最後は冬の選手権になるんですが、宮一は高校総体。受験の準備がありますからね。
宮城広瀬は古豪であり、昔は東北大会に進出したこともあったのに、それがだんだん、私立高が台頭してくるのに合わせるように停滞期に入っていった感じですね。一時は部員も激減してたんですが、このところ復調してます。指導がちゃんとしてるようで、しっかりとしたプレーを目指してるように見えます。経験者はたまにいるぐらいかな。
宮城第一の方は、とにかく部員が多い。なぜそんなにいるのかさっぱりわかりませんが、学校では人気のスポーツということになるんでしょうか。時折、しっかりとした経験者が入り、チームの柱として活躍します。また、文武両道で、サッカー経験者ではないものの他のスポーツをしていたアスリート体質の選手がいて、それがまたいいアクセントになっている。
部の平均としては、広瀬の方が上手だろうけど、宮一は数が多い分、力のある選手もいるわけで、総合的に宮一優位か、と思います。
それにしても、どっちも初日で消えるようなチームじゃないのになーというのが一番ですが、試合としては楽しみではあります。本来、この2チームの課題は強豪と対戦したときにどこまでやれるかであるので、ここで終わるなんていうのは、県全体の発展を望むものにはほんと無駄にしか見えません。
広瀬はまだ選手権もあるし(誰も引退しないのかどうかは知りませんが..)、3年生の引退がかかる宮一に、聖和と対戦する権利をあげたいとちょっと思います。
チームの紹介とかもしながら予想でもしてみよっかなーみたいな。こういうの書いても仕方ないかなーとも思うんですよね、毎年だいたい同じことになるだろうし。そんな劇的な変化ってないから。ただ、ある程度の回数を重ねると、毎年似通った中にも傾向が見えるかもって思います。あと、こういうのを書いたからって観戦に来る人が増えるわけでもない。そこだよねー。結局、関係者しか見てないか、たまに無関係の人が見ても、会場まで引っ張り出す力がないんだよな。
そういう話は置いといて、始めます。ちょっと全試合書くのは無理そうな気がするけど。。
東北 vs 気仙沼西・松山。今大会の開幕戦となるけど、東北は撤退するという話で部員も少ないし、気仙沼西と松山も部員減で合同チームでの参加だし、手負いの両チームというわけで、楽しみより物悲しいところもあるカードです。
それでいて、東北は、Ligaのゲームではそこそこ頑張ってて、まだまだ終わらせないぞという意識が強そう。元から根性は一番あるチームだと思いますね。
気仙沼西は、以前は石巻の桜坂(旧石巻女子商)と組んでたんだけど、去年の新人戦から松山と組むようになった。指導者が良いようで、期待はあるんだけど、どうしても部員が増えないことには難しいです。
気仙沼からは石巻よりは松山が近いかもしれないけど、しょっちゅう合同練習をするのも無理があるし、大変ですよね。それでも東北を相手にするのに、11人でゲームに臨めるのであれば、悪いことではないです。
気仙沼、石巻は震災・津波の影響が大きかった上に、日本社会全体で少子化が進んでいるのだから、さらに都会と地方の差もあって。この先、明るい展望は見えてませんが、一つ一つを頑張ることだけですね、今は。
意地と底力と根性で、11人揃わないであろう東北が気仙沼西・松山を凌駕する展開になるような気がしますが、気仙沼西・松山がいい準備をしてきていいゲームになる可能性もまたあります。どっちに転んでも面白い対戦ではあります。
いまだに組み合わせも日程も出てないのがなんなのそれだいじょーぶ?なわけですけど。
なかなか安定感のない宮城の高校女子サッカー界となっていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。ここ数年、毎度毎度のことですが、あそこは出られるのかどうなのかということが一番のトピックになってしまっています。
今回でいえば、まず、東北高校です。僕は外部の人間ですから、正確なところは知りませんが、女子サッカーから撤退すると聞いています。宮城5強の中では部員減が続き、厳しい状況に陥ってしまったわけですが、出場メンバーが足りないにも関わらず、どうにかこうにかゲームは作ってしまうという脅威の粘りは今も変わらないようです。
4月に始まったLiga Studentのゲームでも、桜の聖母には0-5と完敗しましたが(なにしろ9人ですから)、選手権本大会出場の明桜には0-1と敗れはしたものの接戦だったようです(先発9人だったのですが、66分に1人追加出場だった模様)。
高校総体もどうにか参加はできそうに思います。
ここで、去年、2015年を振り返ってみましょう。
新人戦に不参加となった桜坂は今どういう状況なんでしょう。学校のHPでもサッカー部の活動状況は記載が無く、Wikipediaには、サッカー部の存在している記載があるものの(いつの情報かわかりません)、実態は不明です。高校総体でも気仙沼西との合同でしたし。
高校総体で単独参加だった松山は、新人戦では気仙沼西との合同チームになってました。さらに、高校総体で不参加となった登米も気になります。前年の新人戦には出ていたので、通常ならそのまま高校総体にも出られる部員数のはずなんですが、少ない情報から類推すれば、登米地区の高校再編によって、登米高校の商業科が登米総合産業高等学校に統合されたことが関係してるのかなと、それぐらいしかありません。
尚絅、古川黎明も部員が少なかったですね。
さて、今年は、去年の新人戦を踏まえると、11チームの参加が予想されます。これまたいつものトーナメントと思われますので、またまた、育英や明成に30点、40点を次々に取られて何をしにサッカー場に来たんだか、よくわからなくなってしまうチームも出てくることでしょう。
部員も揃っていてそれなりのサッカーを目指す宮城第一、宮城広瀬、ウルスラも、なかなか強豪校を相手に善戦するところまでは達しておらず、それは今年も同じなのか、少しでも改善できているのか興味深いところです。去年の新人戦で、宮城広瀬が常盤木相手に13失点で終わらせたのが、唯一、まーまーかなーといえるゲームでした。
格差社会を反映しているのかどうなのか、強豪チーム、部員はいるけどもう少しなチーム、部員が少ないチームにくっきりと分かれ、いま、また強豪グループから1つ減ってしまうという、宮城県では女子サッカー不毛の時代に入ってしまったのでしょうか。
東北各県の平等化もあり、東北各県で強いチームが出始めているので、そこは良い点かも知れませんが、宮城県としては厳しい時代です。ここは、底上げするしかないんですけどね。1試合勝つつ次は強豪相手になって、ぼこぼこにやられて終わり、そんな状況の中でボールを蹴る気になるか?ということじゃないでしょうか。
出場16チームで4チームずつのグループリーグがあるとか、少なくとも前のように出場12チームで第3回戦までは強豪と当たらないとか、大会運営にそういう工夫が必要でしょう。しょっちゅう何度も書いてることですけど。他にも、予備戦と本戦に分けるとか、強豪を除いたリーグ戦の設置して公式戦を増やすとか、書いてきましたが、一向にそうなりません。残念なことです。
最後に。去年の高校総体では久々に聖和の優勝となりました(しかもそれを観戦できないという体たらくで..)。それでいて新人戦は4位だったわけで、今年の高校総体、びっくりするような結果が出ればそれはそれで面白いことです。全チームの奮戦を期待しています。